漆工町 木曽平沢
木曽漆器は、中山道を行き交う人々により、木曽ひのきを始めとする木曽五木等の良材を用いた庶民の漆器として育まれてきました。明治に入り、鉄分を多く含んだ下地素材「錆土」が地元で発見され、より堅牢で実用的な漆器へ転換します。昭和50年には国の伝統的工芸品として産地指定を受け、1998年の長野冬季オリンピック入賞メダルは木曽漆器の伝統技法により製作されました。
江戸時代より中山道随一の漆器の生産地として栄え、現在も漆器生産量は日本有数である「木曽平沢」は、暮らしの中に工房を構えた奥行きある漆器店が軒を連ねる独特の佇まいが貴重な漆工町として、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
アクセス | JR木曽平沢駅 ・お車の場合 塩尻インターから国道19号線約30分 |
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問合先 | (一社)塩尻市観光協会 tel.0263-54-2001 |