木曽漆器
木曽漆器は、中山道を行き交う人々により木曽ひのきを始めとする良材を用いた庶民の漆器として育まれてきました。昭和50年には国の伝統工芸品として産地指定を受け、1998年の長野冬季オリンピック入賞メダルは木曽漆器の伝統技法により製作されました。江戸時代より中山道随一の漆器の生産地として栄え、現在も漆器生産量は日本有数である「木曽平沢」は、暮らしの中に工房を構えた奥行きある漆器店が軒を連ねる独特の佇まいが貴重な漆工町として国の重要伝統的構造物保存地区に選定されています。
高級品ではなく普段使いの漆器産地であったので、今でも気軽に使えるものが数多く作られています。お土産の定番である箸は、木曽ヒノキで作られた木地に漆を数回摺り込む「摺漆」という技法で作られています。
とても軽くて麺類などもつかみやすいので、小さなお子さんからお年寄りまで、どなたにも使いやすい箸です。近年では、漆塗腕時計や漆塗ワイングラスも、お土産などとして人気が高まっています。
アクセス | 東京から 中央自動車道 約2時間50分 塩尻IC 名古屋から 中央自動車道 約2時間00分 塩尻IC JR新宿駅から 特急 JR中央東線 約2時間40分 JR塩尻駅 JR名古屋駅から 特急 JR中央西線 約2時間 JR塩尻駅 |
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問合先 | (一社)塩尻市観光協会 tel.0263-54-2001 |